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<7月15日>
 
 宮古市沿岸の国民休暇村で、「 たっぷり時間をかけて 」 ウニ釜御膳を食べた後、宮古市の中心部へ向かい
 
ました。陸中海岸の景勝地 「 浄土ヶ浜 」 へ行ってみましたが、駐車場は満車に近い状態。ここだけ異常に人が
 
集まっている感じで、時間がかかりそうなので素通り。
 
 坂道を下って、海岸近くの住宅地へ行ってみました。
 
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 民家の塀に書かれた 「 撤去OK 」 の文字。
 
 民家にも、工場にも、商店にも、倉庫にも、あちこちでこの文字が書かれていました。撤去したくても自前では
 
できない・・・“ どうぞ、勝手にやって・・・” という意味ですが、震災から1年4ヶ月経ってもそのままになってい
 
ます。
 
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 ブロック塀の上の部分だけが壊れて、下は残っています。塀の中の家はありません。
 
 このあたりは、360度見渡す限り、こんな状態。かつては多くの住宅が立ち並んで、海岸沿いの閑静な住宅街
 
を形成していたであろう地区は、「 撤去OK 」 の文字と、雑草だらけになっています。
 
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 さらに宮古市の中心市街地方面へ、車を走らせてみました。
 
 一見何事もなかったように見えますが、実際は左右の店舗に津波の傷跡が残っています。
 
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 宮古湾に注ぐ閉伊川 ( へいがわ ) 沿いに遡って来た津波で、中心市街地は壊滅的な被害を受けたと聞いて
 
います。中央通商店街、末広町商店街といった活発な活動を展開していた商店街が、いずれも大きな被害を
 
受け、復興に向けて努力しているはず・・・。
 
 ただ、車で走りながら見ていると、どこが撤去された店で、どこが復旧した店なのか、それとも元々空地だった
 
のか、良く分かりません。
 
 それに、宮古市の中心部は一方通行が多く、入れない小路、曲がれない交差点が多く、車では走りにくい街
 
でした。
 
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 右側にセントラルホテルが見えているので、このへんが中央通、道路の先が末広町商店街だと思われます。
 
 ということは、この道を津波が遡って行って、左右の店舗を破壊して行ったことになります。
 
 意外に建物が残っている・・・という印象でしょうか。「 幸い残った 」 のか、「 中途半端に残ってしまった 」 のか
 
このあたりは微妙なところです。