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<4月28日>
 
 二月堂茶所でしばし休憩。二月堂の謂れ、修二会=お水取りのスケジュールやしきたりなどをつらつら見た
 
あと、長い石段を下って行きました。
 
 修二会では、大松明が登って来る 「 登廊 」 です。一直線になっていて、踊り場はありません。ここを、炎が
 
燃え盛る松明を担いで登って来ること自体が、想像を絶する 「 無茶 」。それが、かれこれ1000年以上も続いて
 
いることになります。
 
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 登廊の途中から二月堂を見上げると、こんなふうに見えます。
 
 大松明を担ぐ僧侶たちは、このアングルを、漆黒の闇と、赤々と燃える松明の灯りで見ていることになります。
 
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 登廊を降り切ったところで、道は二手に分かれます。
 
 左は 「 大仏殿道 」、右は裏道。人通りが少なく、土塀が続きます。
 
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 ここの道、風情がありますね。
 
 ただ・・・初めてではないような、どこか懐かしさを感じる景色です。もしかすると、修学旅行で来たときなんかも
 
この道を通っているのかも知れません。記憶の片隅に、ちょっぴり残っているような・・・。
 
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 大仏殿の屋根が見えて来ました。
 
 土塀に囲まれた立派なお屋敷の門にも、鬼瓦や鴟尾のようなものが見えます。
 
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 お屋敷と思った建物は、お寺だったかも知れません。
 
 文字のかすれかかった表札を良く見てみると、「 東大寺塔頭 寶珠院 」 と読めます。二月堂と大仏殿を結ぶ
 
裏道のような場所に、ひっそりと佇んでいました。