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<4月28日>
 
 大仏様の周りを、時計回りに廻って、斜め後ろのあたりまで来ました。
 
 背中に背負っている金色の 「 背もたれ 」 は、これだけでもかなりの厚みがあります。これがあるのと、ない
 
のとでは、正面から見たイメージが随分異なることでしょう。
 
 それでも、実際の 「 背中 」 はどうなっているのか、見てみたい衝動に駆られます。
 
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 ここが真後ろ。
 
 下から見上げると、人の大きさと、欄干の擬宝珠の高さが同じくらいに見えます。
 
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 創建当時の模型が展示されていました。
 
 これを見て、現存する建物と比較して想像すると、とてつもないスケールであることが分かってきます。
 
 中央の大仏殿 ( 金堂 ) の倍以上もありそうな、東西の塔。「 七重塔 」 です。大仏殿の高さが50メートル弱
 
ですから、七重塔は約100メートルという計算になります。
 
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 大仏殿の北西角付近に展示されていた鬼瓦。
 
 これでも私の身長以上ありましたので、約2メートルくらい。
 
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 その奥には 「 鴟尾 ( しび )」 もありました。
 
 だいたい、3メートルくらい。
 
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 仏像の頭部だけも展示されていました。
 
 右が 「 持国天 」、左が 「 増長天 」 だったと思います。
 
 大仏殿の内部にあった立像が 「 広目天 」 と 「 多聞天 」 だったので、これで四天王が揃います。頭部だけ
 
制作して中断したのか、何らかの事情で頭部だけが残ったのかは不明です。
 
 758年の創建から、二度の焼失を経て、1691年 ( 元禄4年 ) に再建された東大寺大仏殿には、まだまだ
 
解明されていないことがあるそうです。