
<2月20日>
摩文仁の丘の上に立つ、純白の正七面体の 「 平和記念塔 」 まで登り、その横にある 「 平和の鐘 」 をひと
撞きして、海岸線の方へ下りて来ました。
沖縄の民家の赤瓦屋根が折り重なっているようなイメージの建物があります。

「 沖縄平和記念資料館 」
アール型をした2階建ての施設で、様々な展示を通じて、沖縄戦の全貌を知ることができます。内部は撮影
禁止。
歴史体験ゾーンは2階にあって、「 沖縄戦への道 」「 鉄の暴風 」「 地獄の戦場 」「 証言 」「 太平洋の要石 」
という5つの展示室を順路に従って回れば、20万人以上の尊い人命を奪い去った沖縄戦のいきさつから、戦後
の苦闘までを知ることができます。
言葉で書き尽くすことは、とてもできません。この資料館の中に入って、その空気を体感することで、感じるしか
ないような気がします。

すべての展示を見終わって、照明を落とした暗い部屋から出て来ると、眼前に広がるのは太平洋。
「 海と礎の回廊 」 は全面ガラス張りの展望室から、沖縄戦の主戦場となった海と海岸線を見ることができ
ます。こちらは北東側。

こちらは南東側。
戦没者の名前を刻んだ 「 平和の礎 ( いしじ )」 が見えます。

2階からは、ゆっくりスロープで降りてきて、出口へ。
アール型の構造を活かして、ゆっくり、じっくり、淡々と、見ながら、感じながら、考えながら、思いながら、
かみしめるように見学できる仕組みです。

外に出て来ました。
海側には、外周を回る廻廊もあります。アール型の構造が分かると思います。廻廊の先は太平洋。