
<4月28日>
廻廊脇の受付を通って中へ入り、金堂の正面に立ちました。
東大寺金堂=大仏殿。
一見二階建てに見えますが、実は一層、裳階 ( もこし ) 付き。高さは約47メートル、幅約60メートル、奥行
約50メートル。画像では大きさが良く伝わりませんが、近くにいる人と比べれば、何となく分かります。
中門を背にして撮った、このアングルがギリギリ全体を捉えることができる距離。これ以上近づくと、ファイン
ダーからはみ出してしまいます。

正面には、これまた巨大な 「 金銅八角燈籠 」。
良く見ると 「 音声 ( おんじょう ) 菩薩 」 の姿が鋳出されて、浮き出て見えます。何度も修理はされているそう
ですが、基本的には創建時のままの姿を保っています。

香炉も巨大で、子供用のプールぐらいの大きさがあります。
大仏殿の中は基本的に撮影もOK!これは珍しいですね。来る人来る人、とりあえずはカメラを向けます。

大仏様。華厳経にある 「 廬舎那仏 」 という名前の仏様。
高さは15メートル弱。実際に見ると、その大きさに圧倒されます。30数年ぶりに、ご対面しましたが、あの時の
この大きさと迫力の記憶は残っています。
やはり画像では、大きさは伝わりませんね。

右下にいる、お寺の方の大きさと比較すれば、いくらか分かります。
人が、蓮の花より小さい。

ちょうど、手のひらと、人の大きさが同じくらいに見えます。
勿体ないのは、あまりに次々に人が入って来るし、写真やら話し声やら、見ている人の動きが激しくて、仏像と
ゆっくり相対することができないこと。
そうなることは、あらかじめ織り込み済みで造られた巨大仏なのかも知れません。