
<4月28日>
朝の東大寺詣で、南大門をくぐります。
向かって左側の金剛力士像は、口をカッ!と開いている 「 阿形 ( あぎょう )」。高さ8m余りの木造の巨大像。
迫力はありますが、手前の金網がいささか邪魔です。

右側は、口を真一文字に結んだ 「 吽形 ( うんぎょう )」。
阿吽の金剛力士像としては、たぶん日本一の大きさでしょうね。運慶、快慶、湛慶の傑作。

南大門をくぐります。
開門は7時半、閉門は5時半。鎌倉時代に復興された南大門は、800年以上の風雨に耐えて来た風格が
あります。

南大門をくぐり抜けると、大仏殿の屋根が見えて来ます。

大仏殿に入る前に、門がもう一つ。「 中門 」 です。江戸時代に再建されたもの。
門の両側が回廊になっていて、コの字型に大仏殿 ( 金堂 ) と繋がっている形。

中門の前で後ろを振り返ると、南大門が、はるか彼方に見えます。
この二つの門の間も、結構な距離がありました。30数年ぶりに訪れた東大寺。昔の記憶はほとんどなく、
今回ゆっくり歩いてみて、改めてその広さ、大きさを実感しました。