<4月27日>
近鉄難波駅から県境を越え、奈良県に入って、「 大和西大寺駅 」 で近鉄橿原線に乗り換えました。
ちょうど乗り込んだのが先頭車両。オジサンの隣りの席が一つだけ空いていたので、妻を座らせ、私は立った
状態で動画を取っていました。
電車が動き出したとたん、妻の前のトランクが動いたんですね。オジサンに、“ カバン動いとるで!” と注意
されました。このオジサン、缶チューハイを呑みながら大声で叫んでいました。“ クッソ!暑いなぁー!”
ちょっとアル中系の男性で、妻はいさささかビビリ気味。それでも、私に席を譲ってくれたので、「 西ノ京駅 」 で
降りるときには、ひとこと御礼を言いました。

近鉄西ノ京駅下車、午後2時30分頃だったと思います。
コインロッカーに荷物を預けて、歩き始めました。

こじんまりした駅ですね。
建物自体は新しく、形も一応伽藍風に造ってあります。

駅の真ん前には 「 薬師寺参道 ( 入山口 )」 の表示。
大型バスの駐車場脇を通って、薬師寺へ通じているようです。

駅に近い方が薬師寺、駅から遠い方が唐招提寺です。
「 歴史の道 」 と記された、一直線に延びる旧い道を通って、まずは 「 唐招提寺 」 を目指しました。

工事中の看板が出ていたのは 「 薬師寺塔頭新築工事 」。
松田組という建築業者が立てているのは、塔頭 ( たっちゅう ) です。名高いお坊さんが隠居した建物・・・と
でも言えばいいでしょうか。

もう少し歩いたところには 「 薬師寺北門跡 」 の看板もありました。
唐招提寺に近い場所になる 「 北門 」 これも、もしかするといつかは復原されるのかも知れません。