<2011年1月9日>
 
 フラメンコの踊りを 「 まとも 」 に見るのは、このときのスペイン旅行が初めての体験でした。
 
 マドリッドのレストランで、本場のフラメンコ・ショーを観ていると、「 女性とギター 」 とか 「 激舞と手拍子 」
 
というイメージとは別の、( 言葉は造語ですが )「 男性とギター 」「 静舞と手拍子 」「 足技とギターと手拍子 」
 
といった新しい一面を発見できました。
 
 激しく情熱的に踊ってばかりいるわけではなく、静かな踊りが入ることで、全体にメリハリができて、ストーリー
 
性が出て来ます。もしかすると、唄の歌詞が分かると、ショー全体が一つのストーリーになっているのかも
 
知れません。
 
 手拍子に合わせて、止まったり動いたり、廻ったり床を鳴らしたり、指先から足のつま先まで身体全体を使って
 
表現するという、フラメンコの奥深さを垣間見たような気分でした。