
エリック・クラプトンというギタリストの名前を一番最初に知ったのは、いつ頃だったんだろう・・・?
エリック・クラプトンの音楽を一番最初に聴いたのは、何の曲だったんだろう・・・?
随分前のこと、おそらく40年ぐらい前のことであることは確かですが、はっきりは覚えていません。
ただ、はっきり覚えていることの一つは、最初に買ったアルバムは 「 461オーシャン・ブールヴァード 」 で、
ほぼ発売と同時だったこと・・・つまり1974年です。
もう一つ、はっきり覚えていることは、ザ・バンドの解散コンサートの模様を描いた映画 「 ラスト・ワルツ 」 を
見て、クラプトンの印象が一番強かったこと・・・つまり1978年です。
『 エリック・クラプトン 』 大友 博著、光文社新書。
貫かれているテーマは、「 クラプトンとブルース 」 です。イギリスの片田舎に生まれた白人の少年が、アメリカ
を代表するブルースマン、ロバート・ジョンソンに刺激され、ひたすらブルースを追い続け、ブルースを弾き続け、
ブルースと共に歩んで来たかを、様々なエピソードやインタビューを丁寧に拾いながら書き綴っています。
第1章 クロスロード(1) ~ 幼少期から70年代初頭まで ~
第2章 クラプトンとブルース
第3章 クロスロード(2) ~ 70年代から現在まで ~
第4章 クラプトンの代表作
第5章 クラプトンとギター
第6章 オールド・フレンズ ~ 友人・同志・ライバルたち ~
昨年11月、スティーヴ・ウィンウッドとの共演を果たしたクラプトンを、横浜アリーナでナマで観ました。そのとき
のレポートは以前シリーズで up したとおりですが、このときも、まさにブルース三昧。
あのときのライヴでの、クラプトンの想いが、この本を読むとより一層理解できるような気がします。
【 2011年2月5日 読了 】