
<2011年1月8日>
コルドバの名所 「 メスキータ 」 を前方に眺めながら、ローマ橋を渡り始めました。
車は通行止め、歩行者専用の石造りの橋で、幅はゆったり、思い切り広がって歩けます。
プラハのカレル橋も歩行者専用で、それなりの幅がありましたが、周りの開放感が違います。こちらは、
見渡す限りの平原の中を歩いている感じ、カレル橋は伝統的な街並みの一部のようでした。
もう一つの違いは、橋の欄干に並んだ彫刻物の数の違い。カレル橋は30体の見事な彫刻が並んでいて壮観
ですが、こちらは、そういう意味では少々殺風景です。

数は少ないものの、彫刻もありました。
羽根と輪からして、天使の像でしょうね。かわいいというよりは、逞しい天使です。

ここだけ鮮やかな真っ赤な色が目立っていました。
ロウソクの大群。大きさや形が微妙に違っていますので、次々に新しいロウソクが供えられているのかも
知れません。

橋の中ほどに 「 出っ張り 」 があって、全体が良く見えます。
グアダルキビル川の流れに負けないようにでしょうか、それとも橋の上を相当重いものが渡っても大丈夫な
ようにでしょうか、橋脚の土台の大きさが特徴的です。

後ろを振り返ると、こんな感じ・・・。
高い建物がないので、広々した景色になっています。

橋を渡り切ろうとしているあたりは、工事現場になっていました。
ここはもう 「 メスキータ 」 地区の一部のはず。修復工事が進められているようです。
“ ここでも、工事に当ったね!” という思いでした。
思い出すだけでも、プラハのカレル橋、ブラチスラヴァの城、ブダペストのマーチャーシュ大聖堂、京都の
東本願寺、金沢の成巽閣・・・などなど、旅に出て訪ねた先々で不思議と 「 修復中 」 にぶつかります。
ただ、ここローマ橋のたもとの工事は、働いている人があまり見えませんでした。