
<2011年1月8日>
セビージャの街歩きは、さらに続き、まだまだ面白い発見がありました。
「 BAR LAS TERESAS 」 という看板。スペインではお馴染みの 「 バル 」 です。

狭い小路の中にある、小さな 「 バル 」。
こういう店に、昼からたむろしながら一杯やって楽しく会話する。夜になれば、さらに人が集まり、会話が会話を
呼び、歌い、踊り始める・・・スペインの陽気な一面を象徴するのが 「 バル 」 という存在です。

狭い小路の狭い店・・・と思いきや、路上に拡がる 「 追加席 」。
行ったのは1月初めですから、真冬です。それでも 「 外呑み 」 をしようという根性が素晴らしい。

ツァーメンバーの注目を集めたのが、この傘のような物体です。
最初は照明かと思いましたが、どうも違う。

下部の胴体部分に、まん丸の穴が開いています。
中は真っ暗なので、カメラを突っ込んでフラッシュをたいて写してみました。

ボンベですね。おそらく、プロパンガスのボンベ。
つまり、この傘型の照明器具のように見えた物体は 「 暖房器具 」 でした。
熱風が傘に当たって、下へ降りて来る。テーブルで呑んでいる人を暖めるための道具です。最近は、日本でも
赤坂サカスのオープンデッキなんかで使われてお馴染みになりつつあります。
別に店の中で呑んでりゃいいのに・・・と思うところですが、どっこいスペインの人たち ( たぶんヨーロッパ諸国)
にとっては、何が何でも 「 外呑み 」 というのが習慣になっているようです。