<2011年9月9日>
 
 信州、小布施の 「 小布施堂 」 のレストラン 「 蔵部 」。
 
 古い蔵を改造して、とってもオシャレに変身させた内装に、まずびっくり。広いオープン型キッチンを取り囲む
 
ように設けられたカウンター席に案内されると、板前さんたちの動きが良く見えます。
 
 たぶん、誰か仕切り役の人はいるんでしょうが、見た目では分かりませんでした。年長の 「 板長 」 みたいな
 
存在で幅をきかせているような人はいません。むしろフロア・スタッフの方が仕切っているような感じ。そして、
 
何より好感が持てるのは、板前さんたちが全員若いこと。お互いにアイコンタクトを取りながら、打ち合わせも
 
しながら、テキパキと動き回ります。
 
イメージ 1
 
 まずは、食前酒と突き出し。
 
 菊の花びらを散らせた食前酒は、小型の利き猪口です。
 
イメージ 2
 
 竈担当の板前さんは、火加減と炊き加減、そして蒸らし加減に細心の注意を払います。
 
 巨大な竈の、巨大な釜で炊くのは 「 栗おこわ 」。上手に炊ければ、間違いなく美味しいはず・・・。
 
イメージ 3
 
 私は 「 市場直送 本日のお造り盛り定食 」 にしました。
 
 食中酒はもちろん 「 桝一 」 の吟醸酒で・・・。こちらは、食前酒と違って、大型の利き猪口で出て来ます。
 
イメージ 4
 
 目の前にいる彼は、野菜を切ったり、魚をおろしたり、焼き物を焼いたりと目まぐるしく動き回ります。目の前で
 
繰り広げられる若き料理人たちの動きは、さながら舞台を見ているような気分にさせてくれます。
 
イメージ 5
 
 妻は 「 牛ロース重ね焼き定食 」。
 
 お肉に弾力があって、硬すぎず柔らかすぎず、美味しくいただいた・・・とのこと。
 
イメージ 6
 
 最後はデザートです。
 
 桝一の袢纏を来て、きりりと鉢巻をしめ、手際良く料理を作っていく若き板前さんたち。私のような中年男性でも
 
何となく清々しい気分になるんですから、女性はもっと痺れるのでは・・・?