<11月19日>
エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド[EC&SW] JAPAN TOUR 2011
1.Had to Cry Today ( Blind Faith )
2.Low Down ( J.J.Cale )
3.After Midnight ( J.J.Cale )
4.Presence of the Lord ( Blind Faith )
5.Glad ( Traffic )
6.Well All Right ( Buddy Holly )
7.Hoochie Coochie Man ( Muddy Waters )
8.While You See a Chance ( Steve Winwood )
9.Key to the Highway ( Big Bill Broonzy )
10.Pearly Queen ( Traffic )
11.Crossroads ( Robert Johnson )
12.Georgia on My Mind ( Hoagy Carmichael )
12曲目は、シーーンと静まり返った場内に、スティーヴ・ウィンウッドのハモンドオルガンのイントロが流れた
瞬間に、何人かから “ イェーーイ!” “ ホォォゥッ!” という喊声が上がりました。
この曲は、私もイントロで分かります。レイ・チャールズの代表曲を、ウィンウッドが成りきってしっとりと歌い
上げてくれました。途中のクラプトンのギターによるオブリガートが、また良かった・・・。
そんなライブのあった翌朝、朝の散歩に出かけた横浜、日本新聞博物館の話を続けます。

日本大通りの一角にあった 「 日本新聞博物館 」。
1階アトリウムに展示されている、巨大な機械は輪転機です。「 VBW型超高速度新聞オフセット輪転機 」。
初期の新聞オフセット輪転機で、昭和54年 ( 1979 ) 東京機械製作所から静岡新聞社に納入され、平成
9年 ( 1997 ) まで使われました。印刷のスピードは、1時間で約15万部。

ちゃんと新聞紙の巨大ロールがセットされていて、今にも本当に動き出しそうです。
このときはまだ9時前で、博物館は開館前。ところが、あんまりしみじみあちこち見ていたせいでしょう、制服を
着た年配のガードマンがツカツカと歩み寄って来て、頼みもしないのにいろいろ説明してくれました。
この地に、新聞博物館を作ったいきさつ、建物の話などなど・・・。

そのガードマンのオジサンが説明してくれた話によると、
かつてここの建物は、横浜商工会議所だったそうです。建物自体も歴史ある由緒正しいもので、ちょうど
輪転機の上の部分左側に見える窓は、何と 「 貴賓室 」 だそうです。
皇室の方が横浜を訪れたときに、休憩される部屋になっているとのこと。

どれどれ・・・と裏側に廻ってみて、ビックリ!
素晴らしい階段があります。大理石のような艶やかで重厚な柱と美しい手摺り。ちょうど 「 横浜ニューグランド
ホテル 」 の階段に似ています。普段は開放していないのかも知れません。ここを皇室の方が登るんですね。

大階段の真ん前両側に、小さな部屋があります。
ちょいと豪華そうな部屋を覗いてみると・・・、

「 電話室 」 です。中の電話機は、超レトロ。
これ、もしかして本当にかけられるのかなぁ・・・?
何気なく入った開館前の 「 日本新聞博物館 」。意外にも見所満載でした。今度ぜひ、開館してから中を見て
みたいと思います。