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<1月8日>
 
 「 SEVILLA 」「 セビリア 」「 セビーリャ 」「 セビリャ 」「 セビーヤ 」「 セビージャ 」
 
 スペイン、アンダルシア地方の中心都市。マドリッド ( 300万人 )、バルセロナ ( 160万人 )、バレンシア
 
( 80万人 ) に次いで、スペイン第4位となる70万人近い人口規模を持つ大都市です。
 
 様々な呼び方をされていて、ロッシーニの 「 セビリアの理髪師 」 が有名なので、日本では 「 セビリア 」 という
 
呼称が一般的。でも、このとき案内してくれた現地ガイドのマリアさんが言うには・・・、
 
 “ 一番現地の発音に近い日本語表記は 「 セビージャ 」 です。”
 
とのことで、私も 「 セビージャ 」 で通すことにします。
 
 最初に訪れたのは 「 黄金の塔 」。グアダルキビル川のほとりに建つ、見張り塔のような建築物です。
 
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 塔は川べりに建っていて、周辺は延々と続く幅広い遊歩道。
 
 朝早いこともあって、人通りはまだありませんでした。
 
 塔の形からしてイスラム建築で、敵の侵入を監視するために造られ、かつては塔の上部が金色の陶板で
 
覆われていたために 「 黄金の塔 」 という名前が付いたそうです。
 
 建設当時は、グアダルキビル川を挟んだ対岸に同じような造りの 「 銀の塔 」 があって、二つの塔の間を太い
 
鎖で結んでいました。昼は川に沈めておいた鎖を、夜になると水面すれすれにまで引き上げ、敵の船の侵入を
 
防いだと言われています。
 
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 いまは周辺がすっかり綺麗に整備されて、川を巡るクルーズ船の発着場になっていました。
 
 ヨーロッパに来ると、ちょいとした川でも、クルーズ船で回れるようになっている処が多いですね。
 
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 セビージャ市内をバスで巡ると、歴史と風格を感じる堂々たる建物が多く見られます。
 
 博物館だったか、大学だったか、病院だったか、次々に現れる建築物を見ているだけでも、街を巡る楽しみが
 
あります。古くローマ時代から、この地方の中心都市として栄華を誇って来たセビージャの歴史を感じます。
 
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 その昔はタバコの製造工場だったという 「 セビージャ大学 」 のそばを通って、バスは広々した公園の一角に
 
止まりました。
 
 「 マリア・ルイサ公園 」 の中でひときわ高く聳える塔が、入口です。
 
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 中に入ったとたんに、息を飲みます。
 
 “ うわぁ!広い!”
 
 「 Plaza de Espana 」=「 スペイン広場 」 です。