イメージ 1
 
<9月9日>
 
 信州、小布施の街歩き。
 
 小さいながらも、手入れが行き届き、綺麗に整えられた店構えの酒蔵 「 本吉乃川酒造 」 へ入ってみました。
 
イメージ 2
 
 売店では、若い女性が一人、立ち働いていて、古い蔵を改装した店内は意外にもゆったりとした雰囲気。
 
 陳列が最小限に抑えられていて、腰掛ける場所もあり、全体的に圧迫感がないせいでしょうね。
 
イメージ 3
 
 売店の奥にも入らせてもらいました。
 
 真正面には古い土蔵、中から若い男性が出て来て、忙しく働いています。ちょうど、酒の壜詰め&出荷作業の
 
真っ最中でした。一本一本、手作業でやっていて、機械類はあまり見当たりません。
 
イメージ 4
 
 広い土間の中央に、ドーーーンと構えるのは、大きな和釜。
 
 日本酒造りのキーポイントの一つが 「 蒸米づくり 」。この巨大な釜で、米を蒸しています。「 自動蒸米機 」
 
ではなく、釜で蒸して、蒸し上がった米を肩に担いで冷却機まで運ぶ・・・という昔ながらのやり方を守っている
 
ようです。
 
イメージ 5
 
 土蔵の中も見せてもらいました。
 
 裸電球に浮かび上がるのは、奥に貯蔵用のタンク、手前は出荷を待つ製品です。
 
 相当古いですね。入り口の分厚い扉、2階へ通じる階段、低い天井、使い込まれた年月の重さを感じます。
 
イメージ 6
 
 売店に戻って来て、試飲をさせてもらいました。
 
 さきほど、蔵の中で蔵人が詰めていた酒です。「 北信流 」。
 
 左は 「純米吟醸 秋あがり 生貯蔵酒 」 右は 「 ひやおろし 生酒 」。真冬に仕込んだ酒が、春を過ぎ、梅雨を
 
過ぎ、夏の暑さを越えて熟成し、秋の頃には呑み頃になります。
 
 まさに、グッド・タイミング。美味しく、試飲させていただきました。