
<9月9日>
信州、小布施の街歩きは、駅前通りを通って、八十二銀行前、商工会館前を過ぎ、国道403号線 ( 通称;
谷街道 ) へ出ました。
白壁に瓦屋根の重厚な造りの商家は 「 穀平みそ 」。創業天明年間の超老舗味噌蔵です。風格があります。

「 穀平みそ 」 の横を入って行くと 「 小布施町オープンガーデンの家 №56 」 の小さな表示がありました。
小布施の町では、景観整備と合わせて、日常生活に 「 花 」 を取り入れ、さらにその庭を一般に公開すると
いう取り組みをしています。「 オープンガーデン 」 という、プライバシーを公開するやり方には、おそらく多くの
反対もあったのでは?と推測されますが、それを乗り越えて、小布施では街じゅう至る所で、「 勝手にヒト様の
庭に入り込む 」 ことができます。

「 穀平みそ 」 さんの庭。
塀も何もなく、ずずずぃーーーーーっと、中まで入れます。

もう少し歩くと、どう見ても地酒の蔵元に見える建物がありました。
日本酒大好き人間としては、ここは見逃せません。

「 吉乃川 」・・・聞いたことがあります。“ もしかして、超有名な蔵元では?”
と思ったのですが、後で中に入って分かったこと・・・「 吉 」 の左上横にちっちゃく 「 本 」 の字があります。
正式には 「 本吉乃川 」 松葉屋本店。「 吉乃川 」 は新潟の巨大蔵元、こちらは出荷量数百石という小布施
の小さな蔵元でした。

ここも 「 オープンガーデン 」 の店。
庭を探して奥へ奥へと入り込んでいったら、天を衝くような立派な煉瓦造りの煙突が聳えていました。
庭は、ほんのちょっぴり。むしろ煙突の方が目を惹きます。