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<11月5日>
 
 松島湾を巡る遊覧船や、離島と結ぶ定期船の発着ターミナルでもある 「 マリンゲート塩釜 」。
 
 大震災の津波で浸水した1階部分では、特産品などの店舗が営業を再開していました。「 笹かま 」「 牛タン 」
 
「 魚介類 」 などが並んでいます。
 
 時刻は9時過ぎ。開店まもないこともあって、お客さんは殆どいませんでした。
 
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 ホールには、「 3.11 」 の写真が貼り出されています。
 
 岸壁を軽々と乗り越え、漁船を丸ごと押し流しながら押し寄せる大津波。1階部分が水没し、店内を破壊すると
 
ともに、大量の瓦礫を残して行ったことが分かります。
 
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 部分的にですが、どうにか復旧を果たし、営業を再開した 「 マリンゲート 」 には、全国から応援メッセージが
 
届いています。
 
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 津波の写真のうちの1枚。
 
 たぶん、この建物の2階あたりから撮ったものと思われます。目の前にある三角屋根の建物は 「 塩竈商工
 
会議所 」。完全に水没し、辺り一面数メートルの津波が襲いました。
 
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 この建物です。
 
 それでも、建物は流されずに残りました。職員の方々は無事だったんでしょうか・・・。周辺にはまだ泥が残り、
 
道路は補修中でデコボコ、業務は行っていますが完全復旧には程遠い状況です。
 
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 「 マリンゲート塩釜 」 の事務室前にあった 「 松尾芭蕉像 」。
 
 もしかすると、この像も津波に洗われたのかも知れません。だとすれば、奇跡的に残ったもの。
 
 目を閉じた芭蕉の表情が、哀しげに見えました。