
<7月15日>
農商工連携事業先進地視察3日目。
初日、大阪伊丹空港近くの 「 椎茸ジャパン 」 に始まった視察研修は、アジア太平洋トレードセンターの
展示場を見て、京都へ。2日目は、祇園祭りの 「 鉾立て・山立て 」 で湧き立つ京都の街を巡ってから、日本酒
の老舗蔵元 「 キンシ正宗 」 、北山の焼肉店 「 きたやま南山 」 を視察しました。
最終日は、朝の東寺界隈散策のあと、8時頃京都駅集合。南北自由通路の室町小路広場 ( たぶん ) には
祇園祭りの豪華なディスプレイがありました。ここから大阪駅へ向かいます。

大阪駅に着いたのは9時頃だったと思います。
コインロッカーに大きな荷物は預けて、東梅田駅から天満橋駅へ移動。訪ねた先は、大阪マーチャンダイズ・
マートビル11階、独立行政法人 中小企業基盤整備機構 近畿支部。
農商工連携事業の認定支援を続けている中小機構の担当者から、近畿支部の取り組みについて詳しい話を
聞くことが目的です。

視察団のテーブルには 「 京丹波の黒豆茶 」 が配られていました。
約2時間に渡って説明してくれたのは、機構のプロジェクトマネージャー ( PM ) の二ノ宮さん。
近畿支部管内の認定件数は累計63件。東北支部は43件ですから、かなり多い件数です。主に説明して
くれたのは、和歌山県熊野地域で栽培された 「 ヒカリ新世紀 」 という米のブランド化に向けた取り組みです。
丁寧で詳しい説明でした。話を聞いていると、近畿地方は、素材も豊富にあるのですが、それにも増して
商品化するアイディアの斬新性と販売ノウハウの蓄積があります。認定件数の多さは、そのあたりが要因と
思いました。

12時頃に視察研修を終え、あとは帰路に着くだけ・・・。4時過ぎにはフライトになります。空港のチェックイン、
リムジンバスの時間から逆算すれば、フリーに動ける時間はせいぜい2時間です。
研修終了後、私は、中小機構の入っているビルの地下でさっさとお昼を済ませ、地下鉄に飛び乗って一路
南下。「 なんば駅 」 から、地下街 「 なんばウォーク 」 へ入りました。

この日は7月中旬。地上はうだるような暑さです。
とにかく、涼しい地下街を通って行けるところまで行った方がいい・・・という思いでした。
大阪の街を歩くのは、実質初めて。以前来たことはあっても、バスかタクシーでしか移動したことがなく、まとも
に歩くのは初体験でした。

せっかく大阪に来たなら、どうしても行っておきたい場所、立ってみたいポイントがあったので、空港集合までの
わずかな時間を利用して、一目散に目的地を目指しました。
「 なんばウォーク1番街 」 から 「 2番街 」 へ。地上に上がって、流れる汗を拭きながら 「 戎橋商店街 」 へ
入りました。