イメージ 1
 
<7月14日>
 
 室町通りから新町通りへ入って 「 岩戸山 」 の前に来ました。
 
 この山は読んで字の如く 「 天の岩戸 」 の神話がもとになっています。
 
 素戔鳴尊 ( すさのおのみこと ) のあまりの乱暴狼藉に怒った、天照大神 ( あまてらすおおかみ ) が岩戸に
 
隠れたため、世の中は暗闇となってしまいます。困り果てた八百万神は河原に集まって、大宴会を開いて大騒
 
ぎし、天照大神を招き出したという話。
 
イメージ 2

 この山のスポンサー蔵元は 「 八海山 」 でした。
 
 【 山とはいえ鉾と同じ車をつけた曳山で、室町時代の狩野永徳 「 洛中洛外図屏風 」 に描かれた岩戸山には
  すでに車輪が描かれている。内部には天照大神・手力雄命 ( たぢからおのみこと=天照大神を岩戸から引
  っぱり出した神 )のご神体を祀る。さらに棟上には伊弉諾尊(いざなぎのみこと)のご神体も飾られている。 】
 
 完成すれば、鉾のような山になって、こんな風に・・・、
 
 
 さらに新町通りを北上して行きました。「 高辻通り 」「 仏光寺通り 」「 綾小路通り 」・・・。
 
イメージ 3
 「 放下鉾 」 です。
 
 この鉾の名前は、真木の 「 天王座 」 に放下僧の像を祀ることが由来しています。鉾頭は日・月・星の三つ
 
の光が下界を照らす形を示していて、その形がお菓子の洲浜に似ていることから、「 すはま鉾 」 とも呼ばれて
 
いるそうです。なかなか難しい話になって来ました。
 
 【 以前は長刀鉾 ( なぎなたぼこ ) と同様に生稚児が乗っていたが、昭和4年(1929)以降、稚児人形に変わっ
  ている。稚児人形は久迩宮嘉王により 「 三光丸 」 と命名され、巡行中は生稚児と同様に、鉾の上で稚児舞
  ができるような造りになっている。 】
 
 完成すれば・・・、