
<7月14日>
祇園祭りのハイライト、山鉾巡行を3日後に控えた7月14日。
農商工連携事業の先進地視察で訪れた京都の街は、祭り特有の熱気といなせな空気が充満していました。
「 鉾立て&山立て 」 の模様を見ながら歩き回って、「 鈴鹿山 」「 黒主山 」「 浄妙山 」「 鯉山 」「 山伏山 」 と
紹介して来ましたが、室町通を南下しながら錦小路あたりまで来ると・・・“ うわぁー!” と思わず声が出るような
姿が見えて来ます。

これが 「 鉾 」 ですね。想像していたより、かなり高い。鉾の頭が、遥か天空を突き刺すように、一直線に伸び
ています。約80尺といわれる鉾頭の先は、26メートルもの高さ。
「 菊水鉾 」 です。

中国河南省の菊水の水を飲んで、700歳の長寿を得たといわれる菊慈童の故事にちなんで作られたと
いう説。
町内に古くからある井戸の 「 菊水井 」 にちなんで名づけられたとい話もあります。

下から見上げると、豪華な装飾が施されているのが、良く分かります。

【 現在の鉾は、元治元年 ( 1864年 ) の 「 禁門の変 」 による大火で焼失し、昭和27年 ( 1952 ) に復興
されたもの。唐破風造りの屋根が特徴。鉾頭には天に向いた金色の十六菊をつけている。 】
つまりこの鉾は昭和の作品。年々豪華になって来ているそうです。
完成すれば、この偉容・・・、