
<8月12日>
長木川にかかる大館橋を渡って御成町に入りました。
後ろを振り返ると、長木川の標識と大館橋の欄干が見えます。歩道は片側にしか設置されておらず、自転車
は殆どそこを通ります。私は歩道のない ( 画像向かって右側 ) を歩いて渡って来ました。

御成町4丁目バス停前は 「 №19 松渕得雅 」 という表示。これ間違ってましたね。あらかじめ手に入れた
パンフレットによれば 「 №20 」 が松渕さんのはず。スタッフもバタバタしているせいか、ミスったようです。
「 accordance no.0 」 と題した作品。

さらに歩いて、御成町三丁目バス停の近くに来ると、広大な空き地が拡がります。
雑草の向こうに、大館商工会議所とホテル・ルートインが見える空き地は、撤退した大型店ジャスコの跡地。
採算ベースに乗らないという判断で撤退し、原っぱだけが残った姿。街のど真ん中の一等地に拡がる寂寞と
した風景は、大型店依存型の街づくりの課題を象徴しています。

ただし、「 ゼロダテ 」 イベントのこの日は、この空き地もアートの対象。
村山修二郎さんが 「 大館地上絵 」 と題して、大館の空き地に巨大なアートを描きました。砂利と雑草の中を
真っ直ぐに伸びた道のようなものは、その絵の一部。残念ながら、平面では全貌が分かりません。

交差点を越えて、御成町二丁目商店街へ入ります。
「 №8 佐々木友輔 」 さんの作品は映像でした。大館の街のいくつかのショットの積み重ね。

中から見れば、こんな風に見えます。
どの作品も、カビ臭い空き店舗を使った展示。内装には全くと言っていいほど手を付けていませんので、
空き店舗をそのまま使っているようなもの。
建物も久しぶりに風を通されて、気持ち良さそうでした。