
<1月6日>
ラ・マンチャ地方の景色は、基本的に 「 山 」 と 「 赤土 」 と 「 オリーブ 」 です。
プエルト・ラピセの街を歩きながら、家の脇を通り抜けて裏へ回ってみると、すぐにこんな風景になります。
雨上がりの、ジトッ!としたネバネバの赤土、フェンスの向こうには整然と並んだオリーブの木々、その
オリーブ畑が山の中腹まで拡がっています。

ランチを食べたレストランの、バス専用駐車場。
4台とも日本人ツァーの貸切です。私達のバスは、一番右。隣りのバスは、ひときわ豪華ですから、おそらく
「 デラックスバスで行く スペイン8日間 」 か何かでしょう。

バスに乗り込んだら、また雨粒が落ちて来ました。
窓の外、塀越しに見えるのは、プエルト・ラピセの農家の小屋。かなり年季の入った農機具が並んでいます。
建物も相当古びていて、日本の農家とは比べ物にならないほど質素。

スペインを走っていて、ある意味一番印象に残るのは、牛の看板かも知れません。
高速道路を猛スピードで走っていると、遥か彼方に黒い牛が見えて来ます(右端)。

遠くから見ると本物の牛かと思いきや、巨大な看板です。
オズポーン社というシェリー酒のメーカーのものだったそうで、広告の規制で文字を消し、黒く塗りつぶした
「 形 」 だけが残っているもの。高速で走っているので、なかなか上手に撮れません。
全国にどれぐらいの数があるのか分かりませんが、相当見ました。そして、とても強く印象に残っています。

あとは岩山。
切り立ったゴツゴツした岩山が、延々と続きます。
ラ・マンチャから、アンダルシアへと向かいました。