
<7月13日>
農商工連携の先進地視察、㈱椎茸ジャパンの西田社長に連れられて、やって来たのはATC ( アジア太平洋
トレードセンター ) の派手で巨大な建物。ここに、椎茸ジャパンのショールームがあるそうです。
視察する前に、まずは腹ごしらえ。もう午後1時を回る頃で、お腹も空いていました。
案内されたのは 「 太陽のカフェ 」 という店。

『 元気を食べよう!太陽のカフェで 』 というのがキャッチフレーズのようです。看板のイラストからして、
ハンバーグとオムライスがメイン?
兵庫県西宮市に本拠を置くフランチャイズチェーンですね。
関西を中心に展開するFCビジネスで、看板使用料だけでロイヤリティがない ( はず ) ので話題になった店。
要は権利やノウハウだけを買ってもらって、あとは個々の店で頑張って・・・というやり方です。加盟店の自由度
が高く、ランニングコストもかからない半面、本部指導は最小限になるので収益面はリスクが伴う形。

店は大阪南港に面していて、明るいイメージ。
そのイメージの割には、オペレーションが良くありませんでした。オーダーの取り方、バイキング形式の仕組
み、そして何より料理の供卓時間がかかり過ぎです。私たちの視察団約20名が一度に入ったせいもあるかも
知れませんが、それにしても段取りが悪すぎます。
メイン料理だけ頼んで、副菜やデザートや飲み物類はバイキングで、という方式なのに、一番遅い人は40分
以上待たされたと思います。
5月にオープンしたばかりの店。相当鍛え直さないと、先行き不安な気がしました。

私の場合は、さっさと食べ終わってヒマを持て余してしまい、ATCの中を少し歩き廻る余裕がありました。
「 タウンアウトレット 」 という名称のつけられたITM ( インターナショナル・トレード・マート ) 棟の5階フロア。
うだるような暑さの平日 ( 水曜日 ) の午後1時過ぎで、買い物客はほとんどいません。ショップの雰囲気も
( 失礼ながら ) フリーマーケットに毛の生えた程度。

それよりも目立つのは、フロアの空白地帯。
あちこちでテナントが撤退したのか、空きスペースになっています。

6月末に撤退したばかりの店もあります。
どう見ても、このATCという巨大ビル、順調とは言えないようでした。派手に造って、当初はそれなりの集客力
があったのかも知れませんが、現状と先行きは予断を許さないのでは?