
<1月6日>
ドン・キホーテが闘いを挑んだ風車の丘から、荒涼とした風景の中をしばらく走ったあと、小さな町に到着しま
した。レンガを積み重ねたような、小さな教会があります。

ラ・マンチャ地方を代表する二つの町、カンポ・デ・クリプターナからコンスエグラへ向かう道の途中にある、
小さな町プエルト・ラピセ ( Puerto Lapice ) です。
教会は、たぶんこの町の中心だと思われます。

ランチで立ち寄ったレストランは、「 Q 」 の文字が看板になっていました。
「 Venta del Quijote ( ペンタ・デル・キホーテ )」
白い壁、瓦のような屋根、時代を感じさせる建物です。かつてセルバンテスも泊ったことがあるという旅籠。

広い中庭に向かって、オープンカフェになっています。
強い日差しを遮るように屋根がかかっていますが、冬の間はあまり使われていないのかも知れません。
中庭の奥に小さく見えている像・・・。

番兵のように立つ、痩せこけた像は、ドン・キホーテなんでしょうか?
でも、あまり 「 騎士 」 らしくありません。

どこを見上げているんでしょうね?
かなり 「 荒っぽい 」 造りの像。それでも、レストラン兼土産物店のシンボルのような顔をして、“ どうじゃ!”
と言わんばかりに、立ちはだかっていました。