
<1月6日>
スペイン内陸部、ラ・マンチャ地方にある 「 手乗り風車 」 です・・・。
高速道路をひたすら走り続け、赤土の壁と、畑の風景が続き、小高い丘が何処までも見渡せる場所に着き
ました。
そこで見つけた 「 手乗り風車 」。

こういう仕掛けです。
バスの窓から、遥か遠くに風車が見えて来た時から、“ むむっ!これはいけるかも・・・?” と思っていました。
広い平原でなければできない 「 トリック 」 的写真。遠近を利用した、いわば、人の目の錯覚写真です。
バスから降りてすぐ、平原へ向かうツァーの一行を尻目に、一所懸命 「 ベスト・ショット・ポイント 」 を探しまし
た。意外に難しいですね。遠くの物体と、手の位置の関係・・・。まぁ、こんな感じでしょう。

ラ・マンチャといえば 「 風車 」、風車といえば 「 ドン・キホーテ 」。
この場所が、その舞台です。

この日は風が強く、真冬のスペインの、大陸を吹き渡るカラッ風で身体ごと持って行かれそうでした。
その風に向かって、風車は・・・あまり動いていません。

たぶん観光用なんでしょうね。
そばによると、かなり大きいことが分かります。昔ながらの建物がそのまま残されています。

大きな羽根の反対側に、「 つっかえ棒 」 のようなものがあります。
何と、風向きに合わせて、これで屋根の部分を、“ エッコラサ!!” と回すんですね。
ラ・マンチャは 「 風の丘 」 でした。