<7月13日>
大阪府豊中市上津島、名神高速豊中インターからほど近い場所にある 「 エヌシーオート 」。
農商工連携の先進事例視察で訪れた企業は、どこをどう見ても普通の自動車整備工場&中古車販売業
です。根っからの芸人のような西田社長の漫談話に、しばし翻弄された視察団一同は、次に会社の社屋の中
へと案内されました。

狭い階段を上がって行くと、2階は事務室、3階は・・・「 農場 」 です。
もともとはたぶん資材置き場か何かだったんでしょうが、今はれっきとした 「 椎茸栽培プラント 」 のフロアに
なっていました。
これぞ 「 椎茸ジャパン 」 の本当の姿。

内部は、栽培中の椎茸がズラリッ!と並んでいます。
大きいもの、小さいもの、太いもの、細いもの、傘を大きく広げたもの、白いもの、茶色いもの・・・etc

内部の壁面は、断熱材のようなアルミのシートで覆われ、空調の音がグワーーッ!と響いています。
照明は蛍光灯。
これで、音と光と温度と湿度をコントロールしています。

ここの椎茸は 「 菌床 ( きんしょう ) 栽培 」。
木材のチップなどを固めた菌床に、肉厚の椎茸が、まるで 「 盆栽 」 のように生えています。
このままで、会食やパーティーのデコレーションになり、なおかつ、その場でもぎ取って新鮮なまま食べられる
というあたりに目をつけました。椎茸のギフト商品化、椎茸の宅配ビジネス化、椎茸栽培&宅配のフランチャイズ
ビジネス化という新しい構想が着々と進んでいます。

「 栽培室 」 の奥には、まだこれから菌床がぎっしり。
薄暗い中で、生長を待っています。

5月27日 「 北研607号 」 とあります。次の数字は何を意味するのか?
栃木県にある、きのこの種菌の製造販売会社 「 北研 」 の種菌を使って、あの立派な芸術作品のような
「 椎茸 」 を栽培しています。