
<1月6日>
朝8時頃、バレンシア郊外のマッサルファサールを出発したバスは、高速道路をひた走ります。
とにかく、直線道路が多いのがスペインの高速道路の特徴。日本でいえば、北海道の道を走っているような
ものです。道路の高低のうねりだけで、どこまでも、どこまでも真っ直ぐに続く道。しかも、窓から見える風景は
どこまでも、どこまでも畑が続きます。
不思議なことに、畑で農作業している人はほとんどと言っていいほど見ませんでした。スペインの農民は一体
いつ働いているんでしょう?

この日は沿岸部から内陸部へ向かって走り続けました。
途中で、畑の景色が変わって、山あいに入り、珍しくダムが見えて来ました。

ダム湖に掛かった橋を渡ります。
結構規模の大きいダムのようでした。

これは、新幹線の 「 鉄路 」 です。
高架ではなく、遮音壁もなく、見た目は普通の線路のように見えます。ここを超高速でスペインの新幹線AVE
が突っ走って行きます。

風車の隊列が見えて来ました。
しかも、半端な数ではありません。見渡す限り、風車、風車、風車・・・。

風車、風車、風車・・・。
一体何基あるんだろう?圧巻の景色でした。
実はこのとき、バスが向かっていたのは 「 ラ・マンチャ地方 」。かのドン・キホーテで有名な 「 風車 」 を見に
行こうとしていました。
「 中世の風車 」 を見る前に、「 現代の風車 」 が見事な隊列で出迎えてくれました。