「 街歩き大好き 」 書庫で連載中の、「 宮城視察 」 シリーズ。
 
 呑んだ酒の話が出て来たので、ここで、こちらの書庫に一瞬飛んで紹介します。
 
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<6月16日>
 
 「 山形のだし 」 というメニューと 「 ままや 」 という看板に魅かれて、フラリと入った店。
 
 人懐っこい店の主人と会話が弾みました。カウンターの隣りに居合わせた、山形の親子も会話に入ります。
 
 日本酒のラインナップは、宮城県の酒が主体でしたので、
 
 “ 山形の看板を上げているのに、なぜ宮城が主体なの?” と尋ねると
 
 “ お客さんは、仙台に来たから地元の酒を呑みたがる人が多いのさぁ・・・。でも、裏に珍しい山形の酒いろいろ
 
あるよぉ!” とのこと。前面に宮城、裏メニューで山形の、しかもめったに手に入らない知る人ぞ知る銘柄を準備
 
しておくというのが、店主のこだわりでした。
 
 御主人のオススメは、山形県天童市、出羽桜酒造の 「 一耕 」。
 
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 精米歩合;55%、アルコール度数;15度以上16度未満の特別純米酒。
 
 【 「 一 」 はすべての始まり、「 耕す 」 は耒 ( すき ) で土を治めるの意。耕があって農が始まり、農があって
  初めて醸があった。英語のカルチャー ( 文化 ) も、カルチベート ( 耕す ) も語源は同じラテン語のカルト
  ( 耕す )。洋の東西を問わず、全ての源は耕。今、わが民族の 「 農 」 に思いをはせて・・・。】
 
 という裏貼りに書かれた 「 想い 」 や 「 信念 」 も一緒に味わいました。
 
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 付け出しは、小ざっぱりしたもので、「 一耕 」 とこれだけで、しばしの間、十分楽しめました。隣りで呑んでいた
 
親子 ( 親父と息子 ) は、ちょうど私と娘の年代とほぼ一緒。初対面ですが、話に花が咲きました。
 
 ところで・・・「 山形のだし 」。この日はもう売り切れ、品切れ。
 
 だいたい、「 ダシ 」 が切れるなんてことはあり得ないはずなのに・・・と思いきや、山形でいうダシとは、夏野菜
 
を細かくみじん切りにして浅漬けにした漬物のことでした。そのままでツマミになるし、ごはんにかけてもOKとの
 
こと。私は初めて聞きましたが、山形では古くから食べられている 「 定番 」 だそうです。
 
 それと、店名の「ままや」は、これも東北共通の 「 ごはん 」=「 まんま 」=「 まま 」 から来ているとのこと。
 
残念ながら、向田邦子さんとは、無関係でした。