
<6月16日>
農商工連携の視察で訪れた宮城県栗原市。
最初の視察先である有限会社パレットの高橋社長から、研修会場に指定されたのは栗原市立図書館でした。
予定より大幅に早く到着したため、図書館の周りを少し 「 視察 」 してみました。
建物の裏側に回れるようになっていて、門の表札は 「 築館町役場 」 となっています。昔の役場の建物?

中を通って行くと、裏道に抜けます。
むしろ、こちら側の門の方が立派なので、実は正門はここかも知れません。白壁、互、綺麗な和風建築です。

門の左側の表示は 「 白鳥省吾記念館 」。
明治23年(1890)宮城県栗原郡築館村字町屋敷生まれで、大正初期の日本詩壇を代表する詩人だそう
です。「 草の葉 」 で有名なアメリカの詩人ホイットマンの研究家としても知られています。
画像奥の蔵の部分が記念館になっているようです。

門の右側の表示は 「 伊藤記念館 」。
この建物全体は、東北きっての米穀商として隆盛を誇った伊藤家の店舗兼住宅兼倉庫。寄贈された市が、
住宅部分を 「 伊藤記念館 」、倉庫部分を 「 白鳥省吾記念館 」 として整備し、一般に公開しています。

門を入ったところに古井戸があり、その脇に白壁をバックに白い花を咲かせた樹木が並んでいました。
そういえば・・・この日は 「 6月16日 」。
あの 「 3.11 」 から約3ヶ月に当たりますが、栗原市にとっては忘れることのできない 「 6.14 」 から、ほぼ
丸3年になります。
平成20年6月14日、岩手・宮城内陸地震。

私にとっても、忘れることのできない日です。
あの日、駒の湯温泉を襲った土石流のため、志半ばで犠牲になった 「 麦屋弥生 」 さん。
あれから3年。何らかの形で、彼女の遺志を繋いで行けているのか・・・自分自身に問うていました。
詳しくは、かつての記事で・・・。