
<1月5日>
午前中の 「 ネズミ騒動 」 で一旦は断念した 「 ミロ美術館 」 の見学。午後の再挑戦で無事に入館できま
した。
巨大なタペストリー、カラフルなオブジェ、「 椅子 」 をテーマにした彫塑群、沢山のスケッチなど。終生カタル
ーニャ人であり続けたジョアン・ミロが私財を投じて造らせたといわれる美術館は、奇抜でありながらも奥深い
作品で溢れていました。
その後、再びモンジュイックの丘を下って、市内へ戻りました。バスの車窓から見える街には、ときどきこんな
オブジェが現れます。まるで街全体が美術館のようです。

「 コロンブスの塔 」 の下を通って、海岸線へ出て来ました。
このへんは、マストが林立するヨット・ハーバーになっています。

「 Marina Moncho's 」 というレストランで、遅めのランチとなりました。
「 BAR TAPAS レストラン 」。窓からは海が見え、広々したオープンカフェも併設されています。でも、1月の
初め、さすがのスペインも風が冷たく、オープンカフェには殆ど人はいませんでした。

この日のランチは、シェフが自慢げに見せてくれたこれです。
「 イカスミ パエリア 」
出来立てを持ってテーブルを廻り、“ ホラッ!みんな写真を撮って!” と言わんばかりのパフォーマンス。

盛り付けると、一見ただの黒い飯の塊。
食べると、海の香りが口一杯に拡がります。米は少々硬め。オリーブオイルが効いています。
スペインに来たからには、一度は食べたい 「 パエリア 」。まずは初日に、ありつくことができました。

レストランのウィンドウには魚介類が並んでいます。
赤い魚が多いですね。
鯛のような魚、真っ赤な海老、真っ赤でゴツゴツしたグロテスクな魚・・・etc。目の前に地中海があるせいで
しょう、どれも鮮度は良さそうでした。