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<5月4日>
 
 桜吹雪の中を、人力車に乗った新郎新婦が駆け抜けた十和田市官庁街通りの歩道。
 
 開放感溢れる 「 アート広場 」 の一番端のあたりにあるのが、純白の車庫に入っている、真っ赤なスポーツ
 
カー。
 
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 官庁街通りは別名 「 駒街道 」。
 
 歩車道を分ける車止めのデザインは 「 駒 」 の形で、その向こう、スポーツカーの隣りには 「 白い家 」。
 
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 いずれも、オーストリアのエルヴィン・ヴルムさんの作品。
 
 車は 「 Fat Car 」、家は 「 Fat House 」。直訳すれば 「 まるまると太った車と家 」、下世話に言えば 「 デブ
 
車とデブ家 」、流行語風に言い方を変えれば 「 メタボ車とメタボ家 」 てなことになるのでしょうか。
 
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 「 メタボ家 」 の中には入ることができます。
 
 内部は、「 愛はとこしえ十和田でうたう 」 と同様子供たちの元気のよい叫び声が充満していました。ただ、
 
中には、お父さんに促されても、玄関前で立ちすくんでしまう女の子も・・・“ そりゃ、少しは怖いよねぇー ”。
 
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 真っ暗な家の中では、「 ファット・ハウス 」 君が何やらグチをこぼしていました。
 
 “ あぁ ややこしい・・・ ”
 
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 歩道一面に桜の花びらが敷き詰められた、官庁街通りです。
 
 左側のアート広場に 「 愛はとこしえ十和田でうたう 」 や 「 ゴースト 」 が見えています。右側には道路を
 
挟んで現代美術館があります。
 
 つい数時間前までの雷雨が、嘘のように晴れ上がって、この時間は青空が拡がって来ていました。
 
 「 アートでのまちおこし 」 に取り組んでいる十和田市。最初の基本計画やプランニングの段階では、様々な
 
異論が巻き起こったと聞いています。ここまで来るには関係者の方々の並々ならぬ努力があったことでしょう
 
が、コンセプトを貫いた 「 街 」 は、とても魅力的でした。