
<1月18日>
夕方の割には、意外に人出が少なかった宮崎の老舗百貨店 「 山形屋 」。
地下の食品売り場をサラッ!とひと回りしてから、地上の商店街通りへ戻って来ました。山形屋の角、交差点
のあたりからアーケードが始まっています。

山形屋と対峙するように、道路向かい側にあるのは 「 ボンベルタ橘 」 です。
「 宮崎Doまんなかモール 」 を構成する7つの商店街と5つの大型店のうちの一つですが、この店、苦難の
歴史を刻んで来たことで知られています。
昭和27年、橘百貨店としてオープン。その後、都城市進出を契機に経営難が表面化し、ニチイとの提携を
模索したものの、23年後の昭和50年に倒産。支援に乗り出したのはジャスコ ( 現イオン ) グループで、現在
はイオンの傘下に入って営業を続けています。

右側にボンベルタ橘の壁面、上は半透明のアーケードを見上げながら、宮崎市のメインストリートに入り
ました。
「 橘通り 」 です。
暖色系の灯りに彩られた、背の高い開放的なアーケード。R型の屋根の内側にグリーンベルトのように、植物
が繋がっています。

この花びらのデザインがシンボルマークのようです。歩道にも、電話ボックスにも、描かれていました。
アーケードもカラー歩道も、そこそこ年数は経っているようです。おそらく20年くらい?でも、通り自体は掃除が
行き届いていて、ゴミも殆んど無く、古いながらもこざっぱりした印象。

自転車専用道も整備されています。
この街の自転車専用道は、歩道とも車道とも、段差や仕切りのないフルフラット型。衝突のリスクはありそう
ですが、反面バリアフリーになっています。

灰皿 ( たぶん? ) が豪華でした。
花のレリーフが彫り込まれた光沢のある石製。一見、御影石のようにも見えます。
広い車道と歩道、手入れの行き届いたアーケードと街路、人通りの少ないのは気になったものの、とても丁寧
に使われている商店街・・・という印象でした。