
<4月16日>
昼火事による大渋滞を抜け、急遽日光美術館に車を置いて、ようやく辿り着いた 「 日光金谷ホテル 」。
フロントで、“ 予約はしていませんが、ランチは食べられますか?” などと聞いている間にも、入口の回転ドア
から次々にお客様が入って来ます。
カメラを向けると、ちょうど逆光になってボケたような画像・・・。
でも、それが却って、明治か大正時代の写真のような雰囲気になりました。木製の回転ドアを回しながらロビー
へ入ります。ドアのところには、恭しく出迎えてくれるドアマンの姿。ちょうど、予約のお客様がいらっしゃったんで
しょう、黒服のホテルマンも出迎えていました。
「 レトロモダン 」 という言葉が、ぴったりするような、いーーい雰囲気、ほわっ!とした、いーーい空気でした。

フロントの脇を通って、2階へと案内されます。
ロビーから敷き詰められている深紅のビロードのような絨毯が、そのまま階段へと続いていました。左右の
壁は石造りのように見えます。
これまた 「 レトロモダン 」。

階段を登り切って、レストランへ行こうとして、反対側だったと思います。
こんなスペースもありました。
アートスペースなんでしょうか?白布の掛けられたテーブル、壁には絵のようなものが掛かっていて、女性が
一人、食い入るように見つめていました。
窓から降り注ぐ光のため。ここも逆光になります。
ここだけ時が止まったような錯覚に陥る 「 レトロモダン 」 な眺めでした。