<5月4日>
 
 暴風雨と雷に見舞われていた5月4日の青森県十和田市。
 
 大混雑の 「 十和田市現代美術館 」 内を順路に従って見学しました。途中で 「 出た 」 のが屋上。
 
 雨上がりの冷たい強風が吹き付ける屋上には、あまり見学者が上がって来ません。とりあえず、グルッ!っと
 
「 360度 」 廻ってみました。
 
 美術館前の官庁街通りの桜は、満開から散り初めの頃。強風で花びらがだいぶ散ってしまいました。
 
 遠くまで拡がる三本木原の台地は、厚い雷雲で覆われていました。
 
 実は、この水色の屋上も作品の一つなんですね。
 
 屋上へ通じる、約13mある3層吹き抜けの階段塔の内部と、そこから続く屋上が一体でアート作品になって
 
います。フェデリコ・エレーロ作 「 ウォール・ペインティング/ミラー 」。
 
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 別棟になっている 「 カフェ 」 へ入ると、何やらイベントをやっていました。
 
 派手なデザインの床も作品の一つ。
 
 高さ9mある吹き抜け空間をもつカフェの前、絨毯のように足元に絵画が描かれています。
 
 マイケル・リン作 「 無題 」。その上で、洋装学院らしき若い人たちが集まって、トーク・ショーが開かれていま
 
した。
 
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 ショップにもなっているカフェで、お土産にクリア・ファイルを一枚買い、外へ出ました。
 
 正面玄関前で 「 嘶き 」 を上げているのは、この美術館の名物 「 フラワー・ホース 」、チェ・ジョンファ作です。
 
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 もうひとつ外の常設展示は、椿昇作 「 アッタ 」。突然変異で巨大化した、コスタリカの熱帯雨林に棲息する
 
ハキリアリが、画一化した現代の消費社会に警鐘を鳴らしています。
 
 その後ろが、シースルーになっていて建物の中に行列ができているのが見えます。
 
 私たちも、このちょっと前に、この行列に並びました。
 
 栗林隆作 「 ザンプランド 」 を見るための列です。この作品は、一人ずつ靴を脱いで見ないと見えない作品
 
なので、どうしても時間がかかります。そのかわり・・・、
 
 見れば、あっ!と驚かされます。この美術館を代表する展示のひとつ。これを見なければ帰られない・・・という
 
人が多いそうです。