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<4月16日>
 
 昼火事の後処理のため通行止めになった 「 日光参道商店街 」。警官が交通規制を行っている日光橋を
 
渡って行くと、道路の左側に大きな銅像が建っていました。
 
 見るからに物々しい雰囲気。
 
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 「 天海大僧正 」=「 慈眼大師 」 です。
 
 堂々たる体躯に、彫りの深い顔立ち、高い眉、鋭い眼光、周りを威圧するような存在感があります。
 
 「 日光中興の祖 」 といわれ、徳川家康、秀忠、家光に仕えて、「 元和の造営 」「 寛永の大造営 」 を差配し、
 
日光に東照宮をはじめとした大伽藍を造り上げた人。
 
 【 気は長く 勤めは堅く 色うすく 食細くして 心広かれ 】
 【 ことたれば たるにまかせて事たらず たらす事こそ安けれ 】
 【 仁過ぎればよくわかる 義すぐればかたくなる 礼すぐればへつらいとなる 智過ぎればうそをつく
   信すぐれば損をする 】
 
などの遺訓を残し、108歳まで生きたと伝えられています。
 
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 その 「 天海大僧正 」 像の道路を隔てた向かい側に建っているのが、「 日光食堂本店 」 の建物です。
 
 明治時代後期に土産物品店として創業し、当初は日光金谷ホテルが経営し、主に日光彫などの木工品の
 
製造・販売や輸出を手掛けていたそうです。
 
 その後、木工品製造部門は別会社に移し、土産品専門店となりました。
 
 国の登録有形文化財になっている建物は、( 中には入りませんでしたが )、重厚な造りと、華麗な装飾に
 
飾られているようです。「 そば処 神橋庵 」「 カフェレストラン 匠 」「 金谷ホテルベーカリー 」 が併設されて
 
います。