<4月16日>
家族旅行で訪れた日光。
横浜から合流する予定の娘との待ち合わせで、たまたまJR日光駅前にいたときに、大きな地震が起きました。
4月16日(土)午前11時19分ころ。震源地は茨城県南部、震源の深さ79km、地震の規模はマグニチュード
5.9で、震度は茨城県で 「 5強 」、私たちがいた栃木県は 「 5弱 」 でした。
JR日光駅構内にあるレトロでモダンな待合室に、地震発生を知らせる駅員のアナウンスが流れています。

このときの地震は、駅舎全体がビリビリ!ガタガタ!と音を立てて揺れました。
あとで地元新聞を見て分かったのですが、栃木県内では転倒や落下物で3人が重軽傷を負い、東北道も一時
通行止めになったようです。つい数十分前には東北道を走っていた私たち、タッチの差で 「 通行止め 」 には
巻き込まれずに済みました。

桜満開の日光なのに、JR日光駅には人っ子ひとりいません。
3月11日の大震災以来、観光客が少なくなっているという噂は耳にしていましたが、実際に来てみて、まさか
これほど空いているとは思いませんでした。
ウチの家族以外誰もいない、がらーーーぁん・・・とした駅に、地震発生と列車の運行状況を知らせるアナウン
スが響いていました。

ギャラリーになっている2階へも上がって見たいと思っても、この日は通行止め。
明治時代に開業し、現在2代目となる駅舎は、なかなか趣があります。
東京から近いこともあって、皇族やVIPが多数訪れたんでしょうね。2階部分は、その昔は一等乗客用の
待合室で、いまは駅ギャラリー。このほかに貴賓室もあるようですが、普段は公開していません。
駅舎全体がチャコールブラウン系の色で統一され、古さの中に伝統と格式の高さ、高級感のようなものが
溢れています。とても、オシャレな駅でした。