
<1月18日>
2班に分けて別々に説明を受けた宮崎県国富町の 「 平和食品工業 」。
工場見学を終えた班は、もうひとつの班と交代して事務所に入り、花堂社長の説明を聞きました。
認定を受けた平和食品工業の農商工連携事業は
『 銘柄鶏 「 とねどり 」 の低利用部位を主原料にした新商品の開発と販路開拓 』

花堂社長から、認定を取得するまでの経過や苦労話を伺いました。
日本人は鶏の 「 もも肉 」 を好むそうです。その結果 「 むね肉 」 や 「 手羽 」 などが低利用部位として余り、
比較的低価格で取引されています。そこに目を付けたのが、この会社です。
むね肉を利用した 「 とりおからスープハンバーグ 」「 とりハム 」 の開発、
手羽を利用した 「 コラーゲンたっぷり万能タレ 」 の開発などに取り組んでいます。

飼料や飼育期間などにこだわり、生産者の顔が見える銘柄鶏を使った農商工連携事業。
社長の話では、まだまだ試行錯誤をしているようですが、一歩ずつ前に進んで行こうとする強い意志が感じ
られました。
リスクに対する備えもしています。
最近取り扱いを始めたのが 「 豚肉 」。これは、もし鶏インフルエンザが発生しても代替が効くようにという発想
から始めたものです。
食品に限らず、これからの経営は如何にリスクヘッジできるか・・・ということも重要な要素になる。
花堂社長の話に、視察メンバー一同、熱心に耳を傾けました。