昨日から栃木に来ています。
いまは、東照宮にほど近い旅館の一室。窓の外から、大谷川が流れる水音が聞こえています。快晴。
「 あの日光 」 が惨憺たるものですね。とにかく人がいません。閑散としています。深刻な状態に陥って
います。
こちらに着いたのが11時頃。直後に茨城県と栃木県の県境あたりを震源とする震度5弱の地震に見舞われ
ました。私たちは、ちょうどJR日光駅の真ん前におり、風格溢れる駅舎全体がガタガタと揺れるのを目の当たり
にしていました。かなり強い地震で、気象庁の見解では、大震災の余震ではなく、独立した地震とのこと。
これは、相当の覚悟が必要なようです。余震や地震は、当面はおさまらない。中には大きなものも来る。
その影響で、人の動きはなくなり、様々なところに強いマイナス要因が働く・・・。
栃木の話は別の機会に詳しく紹介するとして、赤坂あたりの話を続けます。

<3月5日>
ホテルニューオータニの日本庭園巡り。
ひと通り園内を散策して、再び 「 清泉池 」 まで戻って来ました。私たちが園内に入ったときは、殆ど人影は
ありませんでしたが、徐々に人が増えて来ました。外国人の方が結構多い。
清泉池に掛かる朱塗りの太鼓橋の上から、悠然と泳ぐ池の鯉を眺めています。人の大きさと鯉の大きさを
比べてみれば、ここの鯉が如何に立派で大きいか分かると思います。人が近づくと、餌をもらえると思うんで
しょうか、続々と寄って来ます。

池のほとりに、ちょこんと座っていました。
像の前に手水鉢のようなものがあって水が張られており、ひしゃくもあります。水の中には、なぜか御賽銭と
思われる小銭が沈んでいました。

池の奥の方に、竹藪が見えて、生垣に囲まれた狭い通路がありました。
どこかへ通じる道のようです。
こういう迷路のような道は大好き。「 その先 」 には一体何があるのか、確かめてみたくなります。