昨日の新聞のコラムで、道尾秀介さんが 「 大震災 伝えたい言葉 」 と題して寄稿していました。 
 
 地震発生当日の体験を書いています。浅草橋あたりの居酒屋で目の当たりにした、店の店員、怒鳴る客、
 
無銭飲食の客のエピソードを紹介しながら、こんなことを言っています・・・。
 
 【 ある程度の年齢以上の人々は、みんな何かのプロフェッショナルであるはずだ。プロの男性、プロの女性、
 プロのお金持ち、プロの体育会系、プロの父親、プロの母親、そして何よりプロの人間であるはずだ。それを
 みんなが自覚してさえいれば、怒鳴り声も無銭飲食も消えてなくなる。電力の無駄遣いも、懸命に働いていて
 くれている機関への悪態も、きっとなくなる。そして被災地にはさまざまな「力」が集まり、状況の改善に役立っ
 てくれる。】
 
 人それぞれ得手不得手があって、得意分野や専門分野も様々。ただ、それぞれがプロとして動けば、相当
 
ハイレベルな 「 支援の輪 」 ができそうです。
 
 
 宮崎の話を続けます。
 
     
 
<1月18日>
 
 宮崎県国富町、地鶏の炭火焼を製造している 「 平和食品工業 」 の工場内を見学させていただきました。
 
 最初に見せてもらったのが 「 捌く 」 工程。
 
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 朝から晩まで、鶏の肉との格闘です。
 
 立ち仕事で、冬は寒く、夏は暑い、臭いも強い、それでも衛生上完全防備の姿での作業は、過酷です。
 
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 包丁の砥ぎ器を横に置きながらの、手際良い作業は流れるようです。
 
 皮の部分を削り取って、別にしていました。
 
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 こうなるまでが、「 捌き 」 の工程。
 
 出来上がりを見れば、いつも見ている鶏肉の形になっていますが、ここまで至る作業は、意外に手間ひまが
 
かかっているし、プロの技が求められます。