昨夜UPした記事で、県内でついに 「 震災倒産 」 が発生したという話題を取り上げましたが、今朝の朝刊では
青森県の老舗N百貨店が破綻したニュースが載っています。経営陣が深々と頭を下げて、従業員は全員解雇。
ここも確か以前から経営内容が厳しいというウワサはありました。それが、今回の震災でパッタリ客足が
途絶え、資金繰りが回らなくなり、金融機関も支えきれなかったのかも知れません。東北地域では大型倒産
です。
いま巷では、政府系や民間金融機関で 「 災害特別融資 」 を急遽創設して、直接・間接の被災者向けに対応
しています。注意しなければならないのは、これはいくら無利子や低金利だといっても、あくまで 「 借金 」 に
変わりはなく、いずれ 「 返さなければならない 」 ということ・・・。もらえる金なら問題ありませんが、借金と
なれば荷物を背負うことになります。しかも、先行きは極めて不透明。いくら金融機関に勧められたとしても、
そのへんを良く考えて動かないと、最後は自分の首を絞めることになりかねません。
宮崎の話を続けます。

<1月18日>
好天とはいえ寒風吹きすさぶ宮崎平野のど真ん中で、「 切り干し大根 ( 千切大根 )」 づくりを見学しました。
私たちが傍で見たのはオジサンとオバサンの 「 手作業 」 でしたが、畑の遥か彼方に見えていたのは、何と
「 電動切り干し大根処理機 」 です。軽トラックに満載した 「 大根の千切り 」 を、逆掃除機のような機械で網棚
へと吹き付けていました。これも珍しい、というか初めて見る光景です。

周囲にはビニールハウスが林立していて、ちょいと無断で中へ入らせていただきました。
キャベツ、大根?のような野菜が青々と育っています。
猛吹雪の地元から出てきた私たちにとっては、まさに 「 南国宮崎 」 を象徴するような冬野菜の姿です。

とはいえ、いくら宮崎でも、まだ1月半ば。
ビニールハウスでは、重油を燃やして暖めています。
こうして真冬に野菜を作って、付加価値を上げて出荷しています。