“ ギュルッ!ギャリュッ!グルッ!ギルッ!”
 
 けたたましい不協和音の着信音で、緊急地震速報メールが届きます。
 
 すぐさまTVをつけると、NHKの画面はすでに揺れていて、アナウンサーが叫んでいます。
 
 ほどなく、こちらも揺れ始め、ストーブと本棚がグラグラと動きます。まず、ストーブを消火。一番大きく揺れて
 
いる本棚を手で押さえながら、しばらく様子を見ていました。
 
 20秒ほどで揺れはおさまりましたが、いささか大きな余震でした。震源地は岩手県沖。
 
 ほんの30分ほど前の、出来事です。
 
 余震が続いています。もう来週は4月というのに、雪も降りました。北国の春は、まだ遠そうです。
 
 イーグルスの話を続けます。
 
               
 
『 EAGLES JAPAN TOUR 2011 』 ( 2011.3.5 )
 
  1曲目・・・「 Seven Bridges Road 」
  2曲目・・・「 How Long 」
  3曲目・・・「 I Don't Want to Hear Anymore 」
  4曲目・・・「 Hotel California 」
 
 トランペットのソロから入った4曲目は、かの 「 Hotel California 」
 
 曲の終わりと同時に、大声援と大歓声と大拍手、そして何とも言えないざわめきのような声が周りから起き
 
ました。たぶん、この曲を知らない人はいなかった・・・と思います。
 
 “ やったよ!” “ 聴いたよ!” といった安堵感のような空気が漂いました。
 
 しばらく余韻を引きずるかのように、次の曲までは若干の間・・・。
 
 アコースティック・ギターの軽快なソロで5曲目に入りました。
 
 「 Peaceful Easy Feeling 」
 
 軽い、ノリノリのウエストコーストの青空を思わせるような、イーグルス初期の名曲。
 
 私も大好きな曲の一つです。
 
 ギター・ソロから入って、グレン・フライのボーカルが・・・“ いやぁ!苦しそうだなぁ!”
 
 息継ぎが多く、声が伸びない、音程も若干フラつき気味。途中、全員でハモル部分があって、少しずつ盛り返
 
して行ったとき・・・“ ○×▽□◆munyamunya・・・TOKYO!” というグレンの台詞が入りました。
 
 “ 今夜は最高だぜ!トウキョウ!” てな感じでしょうか。
 
 間奏のインストゥルメンタルは、バイオリンがメインです。それに、ジョー・ウォルシュとスチュワート・スミスの
 
ギターの掛け合い。
 
 それにしても辛そうなのは、ヴォーカルのグレン。
 
 心の中で思わず “ ガンバレ!ガンバレ!” と叫んでいました。