野菜などの出荷制限が出されていたと思ったら、今度は 「 摂取制限 」 も出ました。
そして、東京都では乳児への水道水摂取を止めるように指示が出て、原発問題は底知れぬ様相を呈して
います。
昨夕仕事から帰った娘が、
“ 東京の友だちに、水を送らなきゃ!” ということで、近くのスーパーへ買いに行ったら、すでに店頭にミネ
ラル・ウォーターが山積みされていて、一人2本限定で飛ぶように売れていたそうです。
乳呑み児を抱えて東京に住む自分の友だちから、“ こちらでは、もう水は品切れになっていて買えない・・・
どうしよう ” と言われれば、そりゃ誰しも、“ じゃぁ、こっちで買って送ってあげる!” ということになるのが人情。
しかも、携帯電話という便利な道具が普及した現在は、そんな情報がまたたく間に全国に拡がります。いくら
“ 冷静に!” とか “ 自粛しましょう!” と言われても、自分の家族や友人が困っていたら、まずは助けるという
行動に走ると思います。こんな話は、これからまだまだ出て来そうな気配。
赤塚不二夫展の話を続けます。

<3月20日>
『 赤塚不二夫展 』 が開かれている美術館のホールには、お馴染みのキャラクターたちが並んでいました。
これも、ご存知 「 天才バカボン 」
その後ろに、見えているのが・・・

バカボン以上に有名になった 「 バカボンのパパ 」。
生前、赤塚さんもこの恰好をして街を闊歩していました。「 天才バカボン 」 は、メイン・キャラクターよりも、
むしろ脇を固めるサブ・キャラクターの方が個性豊かで、強烈な印象を残しています。
その筆頭格がパパ。
会場内で昔のアニメを放映していましたが、どう見てもバカボンよりパパの方が目立っています。

たっぷり1時間以上かけて 「 赤塚不二夫展 」 を見ました。
ロービーでは 「 赤塚グッズ即売会 」 も同時開催されていて、7センチほどの18金ゴールデン・フィギュアが
100万円というのもありました。
赤塚さんの生い立ちと、懐かしい漫画の数々。写真、遺品、原画などなど、改めて見直してみると、やはりこの
人・・・天才だったと思います。
これだけギャグを連発しながら、奥底にはシュールな要素があって、深さを感じます。
たかが漫画、されど漫画。楽しませていただきました。 【FIN】