
昨夜の晩酌は、秋田県湯沢市、爛漫の秋田銘醸、トレーサビリティ清酒でした。
正式には 「 純米 まなぐ凧 」。
平成21年6月30日、通巻番号2-21-020号で晴れて 「 農商工連携認定 」 を取得した清酒です。

「 まるごと秋田 純米酒 」 と言っても、どこが違うのかはなかなか分かりにくいと思います。
一番の特徴は 「 トレーサビリティ 」 つまり 「 生産履歴 」 がはっきりしていること。
全国の日本酒の原材料表示は、通常は 「 米 」 だけが大半で、せいぜい 「 兵庫県産山田錦 」 とか 「 秋田県
産秋田酒こまち 」 とかが限度です。ところが、この酒の場合・・・、
ホームページ上に、この酒の原料となる米を作った人の名簿が載っています。この農家の人たちが作った米
だけで醸した純米酒。「 生産者の顔が見える 」「 トレーサビリティの明確な 」「 安全で安心な 」 日本酒。

精米歩合;麹米65%、掛米70%、原料米;あきたこまち100%、アルコール度数;14度以上15度未満、
日本酒度;-0.5、酸度;1.3、アミノ酸度;1.4
日本酒度からすれば 「 甘口 」 の部類に入ります。呑んでみると、しっかりした味で、舌の上に乗っかって来る
感じ。試しに、燗でも呑んでみましたが、私は燗の方が合います。
地元に古くから伝わるギョロリ目玉が特徴の 「 まなぐ ( 目 ) 凧 」 の酒銘を冠した、ある意味極めて特徴的な
酒ができました。昨年の視察の模様は、こちらから・・・。