
トヨタ博物館3階国産車フロアには、昔懐かしいスポーツカーも展示されています。
まずは 「 いすゞ 117クーペ 」。これには独身時代一時憧れました。色もこのクリーム色で、よっぽど買おう
かと・・・。

1970年代の日本車を代表する傑作のひとつと言われています。
展示されているPA90型は排気量1600cc。ちなみに、1800ccはPA95型、2000ccはPA96型でした。
流線型のボディで、やさしい曲線であるのに走りが抜群に良く、当時としては乗り心地も最高でした。小規模
生産体制だったせいか値段が少々高かった記憶がありますが、その分希少価値もありました。

もうひとつは、ご存知 「 トヨタ 2000GT 」 です。
トヨタとヤマハの共同開発で生まれた伝説のスポーツカー。日産のフェアレディに対抗する意味もあったと
聞いています。

低い車高、長いボンネット、狭いコックピット、スピード感溢れる姿は、まさにスポーツカーの典型を作ったと
いえます。
3年ほどで生産中止になり、ほんの僅かしか製造されなかったため、ある意味マニアックな車として伝説の
世界に入ってしまいました。中古車価格が異常に値上がりしたことでも知られています。
このほかにも、トヨタ博物館には多くの 「 名車 」 が並んでいます。しかも嬉しいことに、展示車がすべて
今でも 「 動く 」 こと。この日も定期点検のためドック入りしている車が数台ありました。
カーキチには堪らない空間。車に詳しくなくても、十分楽しめる博物館です。