
アメリカ製の重厚・巨大・超豪華な車。「 パッカード トゥエルヴ 」
かの、アメリカ第32代大統領、フランクリン・ルーズヴェルトの専用車だったものです。

1915年に登場して、1920年代には一躍花形になったのが、パッカード・トゥエルヴ。
このモデルを語るとき、なくてはならない人物が大統領フランクリン・デラノウ・ルーズヴェルトです。
彼はパッカードの信頼性と豪快なパワーに魅せられたひとりでした。
この専用車は、12気筒がのせられた最後の年、1939年に作られたもので、防弾ガラスをはじめとした補強
は装甲車並みですが、軽快なツーリングボディはルーズヴェルトの笑顔とともに華やかなアメリ力の象徴と
いわれています。
全長約6メートル、幅約2メートル、高さ約180cmという巨体、分厚いボディ、ボンネットの先端に星条旗を
はためかせる姿は、当時のアメリカの繁栄と権力と力強さを誇示しているかのようでした。