
ヨーロッパから帰国の途上、シベリア上空を飛んでいたときだと思います。
まだ暗いうちから 「 朝食 」 が出ました。これも、なかなか豪華。

日本海をひとっ飛びして、日本の空域に入ります。雲海の切れ目から見えたのは・・・佐渡ヶ島。
3月の日本海側は、見渡す限り厚い雲に覆われていて、地上はほとんど見えませんでした。佐渡ヶ島も、
ほんの一瞬見えただけ。

新潟上空から、日本列島を横断して太平洋側へ。茨城上空から一旦洋上に出ます。
こちらは日本海側とは一変して快晴でした。典型的な冬型の気圧配置だったんでしょうね。真ん中の山脈を
境に、雪雲と快晴の見事なまでの対照的な天気。
地上に飛行機の影が映っていますので、高度はかなり下がっています。もう成田上空。
このときに乗った全日空便のパイロットは上手でした。
ほどなく成田空港へ着陸しましたが、ソフトもソフト、着陸の衝撃はほとんど感じないランディングで、乗客から
思わず歓声が漏れたほど・・・。飛行機には、数え切れないほど乗りましたが、今までの中で一番を上げても
いいほど。しかも、12時間以上飛んで来てのランディングですから、大した腕です。