盲目の音楽家といえば、日本ではシンガーソング・タイターの長谷川きよし、津軽三味線の高橋竹山、テノール
歌手の新垣勉、ピアニストの辻井伸行さんなんかが思い浮かびます。
海外では、スティーヴィー・ワンダー、レイ・チャールズが真っ先に浮かび、その次あたりに、この人、ホセ・
フェリシアーノの名前が出て来ます。
プエルトリコ生まれで、12人兄弟の2番目。先天性の緑内障で生後間もなく失明したと言われています。
ニューヨークのハーレム育ちの彼は、高校を途中でドロップ・アウトして、音楽活動を始めます。ラテン音楽と
フォークが融合したようなサウンドは、彼独特のもの。
ギターを奏でながらの、どこか翳りのある曲調で注目されました。この 「 雨のささやき 」 は、彼のオリジナル
曲で、1969年に日本でもヒットしました。