たぶん10年ぐらい前だったと思います。
 
 新聞広告で見つけた通販モノに、飛び付いてしまったことがありました。
 
 『 栄光のロック&ポップス・ベストコレクション 』
 
 大枚・・・○○万円をはたいて、買ったCDの中身は、その多くが私の青春時代に夢中になった洋楽のうち、
 
いわゆる 「 一発屋 」 に近いものでした。
 
 『 オール・ジャパン・ポップ 20 』 シリーズは、私の記録ノートのネタ切れと共に終了しましたが、これからは
 
このコレクションに収められている曲をシリーズで紹介して行くことにします。曲目解説も、出典はビクターエン
 
タテイメント株式会社です。
 
 その記念すべき第1回は・・・コレ!!
 
     
 
 ゼーガーとエバンスの 「 西暦2525年 」。
 
 ネブラスカ出身のデニー・ゼーガーとリック・エバンスは、1960年代前半にエクセントリックスというバンドで
 
活動していたことがありました。
 
 二人は60年代末に再会し、ゼーガーが5年ほど前に書いていたこの曲を、テキサスのローカル・レーベルに
 
録音しました。1969年にメジャーのRCAが、この曲の権利を買い取り再発売したところ、アメリカでは6周連続
 
トップ、イギリスでも3週連続トップになるなど世界的な大ヒットを記録します。
 
 しかし、1970年にコンビを解消、典型的な 「 一発屋 」 に終わりました。
 
 でも懐かしいですよね・・・このフレーズ。
 
 考えてみると、題名も凄いですよね。進化を続ける技術、それとは裏腹に退化して行く人類。破壊されて行く
 
環境・・・というのがテーマになっている、人類の驕りに警鐘を鳴らす社会派のプロテスト・ソングです。しかも
 
1番ごとに1000年単位で時が進むという、摩訶不思議なSF的世界を唄い上げています。
 
 今から515年後、人類は、地球は一体どうなっているんでしょうね・・・?