ブダペストの2日目。
 
 市民公園の英雄広場から、「 宮殿のような温泉 」 の中へ入りました。
 
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 宮殿のように見えた円形ドームの内部です。
 
 これだけ見ていると、本当に宮殿のように見えますが、立っている場所は温泉の蒸気と暖気でポカポカ。
 
 ハンガリーは国内に100ヶ所以上の温泉が湧いているといわれ、ヨーロッパでも有数の温泉大国。そのうちの
 
1割はブタペストにあるそうです。代表的なのが、ここ 「 セーチェニ温泉 」 と、ゲッレールトの丘の麓にある
 
「 ゲッレールト温泉 」。
 
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 温泉の入口には、こんな彫像がありました。
 
 ブダペストの温泉は誰でも利用できます。立ち寄り湯、ホテル併設タイプ、トルコ風など様々。入り方も、水着
 
着用から裸まで様々。ここセーチェニ温泉は、水着着用型のようでした。
 
 訪れた時間は午前10時前頃。入浴客が次々に入って行きます。時間があれば入れたでしょうが、この日の
 
自由行動は午前中のみ。残念ながら、ゆっくり温泉に浸かっている余裕はありませんでした。
 
 男女混浴で、室内温泉、プール、ジャグジー、打たせ湯、サウナなど各種施設が整っているようです。何と
 
いっても分かりやすいのは、広くて開放的な露天風呂に浸かって、日がな一日チェスの興じる姿でしょう・・・。
 
TVなんかでも紹介されるハンガリーの温泉の 「 風呂チェス 」 のメッカが、ここセーチェニ温泉です。
 
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 正面入口の真ん前には、もうもうと湯気を上げる 「 流湯溝 」 がありました。
 
 ブタペストに本格的に温泉文化が導入されたのは16~17世紀、オスマン・トルコの時代だといわれています。
 
オスマン・トルコ時代には、今もブダ地区に残るキラーイ温泉やラーツ温泉など、たくさんのトルコ式の浴場が
 
建てられ、健康や衛生だけでなく市民の社交場にもなっていたようです。
 
 いつか再びハンガリーを訪れる機会があれば、ゆっくり温泉に浸かって、チェスに興じるのもいいかも知れま
 
せんね。