
JR金沢駅。 「 水の流れ 」 というのもテーマになっているようです。
正面にある文字を描く噴水から、鼓門の下を 「 せせらぎ 」 が流れ、途中には流れを渡れる小さな橋が
かかったりしています。
その水の流れは、金沢駅の駅舎へ向かって行きます。

明るい大屋根に覆われた、巨大なアトリウム空間。
金沢駅の正面には、地下へと延びる上り下り2本のエスカレーターと幅広の階段。ゆったりとした造りです。

駅前地下にも大きな空間があります。
北陸電鉄の乗り場や、地下通路になっていますが、何といってもゴチャゴチャ&ゴミゴミしていない。
掃除も行き届いた、清潔で、綺麗で、広々した空間になっていました。
登りのエスカレーターの登り口のところに、ガラスの板が見えます。

上から見ると、どう見てもガラスの板にしか見えません。
近くへ行って、確認したい衝動に駆られました。

「 水 」 です。
地上を流れていた水が、このガラス板を伝って地下へと流れて行く仕掛け。
ガラスの板を通して、水の紋様と、流れの動きが、両方から見えて、とても綺麗です。
たぶん、これが地下を通ってポンプで汲み上げられ、噴水になって・・・というふうに循環しているんだと
思われます。
水の流れがあるだけで、何となくいいもんですね。それを上手に使っている金沢駅のデザイン性の高さに
脱帽です。

ついでに、もうひとつ珍しかったもの。駅構内の売店で見つけました。
日本酒の自動販売機です。
10種類の地酒を300円程度で呑むことができます。これは初めて見ました。
ただ・・・、大勢の買い物客でごった返すお土産品売り場の一角で、これをガンガン呑むのは、なかなか勇気が
いりますね。